日常生活動作(ADL)の種類と評価尺度について【関連記事7選】

こんにちは、カピまるです。

今回は、『日常生活動作(ADL)の種類と評価尺度』をテーマに解説していきます。

日本のような超高齢化社会において、高齢者が要介護状態となることの予防、介護状態の悪化の予防を図る取り組みが重要視されています。

そのために大切なのが、生活機能を高めることであり、日常生活動作(ADL)の維持・改善が必要であるということです。

そこで本投稿では、

  • ADLの概要
  • ADL評価尺度

について、参考記事をご紹介しながらまとめていきます。

ぜひ最後までご覧いただき、今後の生活に役立てていただければ幸いです。

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ADLの概要

ADLとは「 Activities of Daily Living:日常生活活動」の略語です。

医療や介護の現場においては、「その人の日常生活における自立度を図る指標」として広く使用しています。

高齢化社会に突入している日本においては、医療従事者のみならず、全ての人が理解しておく必要があります。

以下の記事では、

  • ADL低下に伴う日常生活への影響
  • 評価様式のご紹介
  • ADLを維持するためのポイント

について、くわしく解説しています。

ADLの種類

ADLは大きく分けて、以下の2つに分類されます。

  • BADL(基本的日常生活活動)
  • IADL (手段的日常生活活動)

それぞれの概要と、使用する評価尺度についてまとめます。

BADL(基本的日常生活活動)

BADLは、「 Basic Activities of Daily Living :基本的日常生活活動」の略語です。

主に、以下のような活動が含まれます。

  • 更衣
  • 食事
  • 移動
  • 移乗(ベッド⇔車いすの乗り移りなど)
  • 階段の使用
  • 排泄行為(排便・排尿)
  • 入浴
  • 整容(歯磨き・洗面・髭剃り・化粧など)

BADLに含まれる活動は、すべて日常生活上における基本動作です。

心身の障害によって出来なくなってしまうと、命に関わる状態や介護が必要な状態となる場合もあるため注意が必要です。

IADL(手段的日常生活活動)

IADLとは、「 Instrumental Activities of Daily Living :手段的日常生活活動」の略語です。

主に以下のような活動が含まれます。

  • 買い物(購入品のリストアップ・買い物に行く・会計する)
  • 掃除
  • 洗濯
  • 金銭の管理
  • 服薬の管理
  • 料理(献立・買い物・調理・給仕など)
  • 移動・外出(交通機関の利用など)

BADLと比べて、より高い社会性や認知機能が要求される応用的な日常生活活動であり、社会生活の軸となるような活動が含まれます。

ADLの評価尺度一覧

リハビリテーション場面では、それぞれの日常生活動作について、

  • 出来る or 出来ない
  • 出来る ADL or している ADL
  • どの段階において、どの程度の介助が必要か

といった視点から、多面的な評価を行います。

そのため評価したい内容によって、使用する評価様式も異なります。

代表的なADL評価尺度について、以下ご紹介していきます。

FIM(機能的自立度評価表)

FIMは、日常生活動作のうち、『しているADL』に対する評価尺度です。

評価は、以下表のとおり『運動13項目』と『認知5項目』の計18項目で構成されています。

対象となる疾患を選ばず、7歳以上を評価の対象としているため、臨床でも広く行われています。

Barthel Index

Barthel Indexは、前述したFIMと同様に、国内外で広く使用されています。

FIMと異なる点としては、『できるADL』に対する評価尺度であるということです。

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各項目を自立度に応じて4段階で採点し、点数が高いほど自立していることを示します。

85点以上を「自立」の判定基準と定めています。

Katz Index

Katz Indexは、Barthel Indexと同様にアメリカで開発された評価尺度です。

日常生活動作のうち、『しているADL』に対する評価尺度として使用されています。

  • 入浴
  • 更衣
  • トイレ
  • 移動
  • 排尿・排便コントロール
  • 食事

上記6項目について、「自立」と判定された項目数に応じて、自立指標と呼ばれる指標によりA~Gの7段階で採点します。

『自立』『介助』の2択での評価ですので、評価がやや粗いといった特徴があります。

Dask-21

Dask-21は、主に認知症を検出し重症度を評価するための評価尺度として開発されました。

地域包括ケアシステムにおける認知症評価として、日本国内でも使用されています。

主に、以下の21項目から構成されています。

DASC-21には、BADLのみならずIADLに関する項目も含まれています。

そのため、短時間で「認知機能」と「生活機能」について網羅的に評価することが出来ます。

老研式活動能力指標

老研式活動能力指標は、東京都老人総合研究所によって開発された評価尺度であり、

  • 手段的自立
  • 知的能動性
  • 社会的役割

という3領域、13項目から構成されています。

高齢者を対象とした評価尺度のため、質問自体は簡単で理解しやすく、容易に回答することが出来るよう設計されています。

IADLという高次の生活機能だけでなく、知的能動性社会的役割といった下位尺度についても網羅的に評価することが出来ます。

Lawtonの尺度

Lawtonの尺度は、高齢者専用のIADL評価尺度として開発されました。

主に、以下の8項目で構成されています。

検査では、各項目について3~5段階の活動が「出来る」もしくは「出来ない」の2択で回答します。

男性と女性で回答する項目が異なるため、その点には注意が必要です。

さいごに

本記事では、『日常生活動作(ADL)の種類と評価尺度』をテーマに解説しました。

いくつか関連記事をご紹介しましたので、あわせてご覧いただければ幸いです。

今回は以上になります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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