作業療法士であり、完全なIT初心者です。プログラミング学習のはじめ方について知りたいです。頑張りたい気持ちはあるけど、どこから手を付けたら良いかわかりません。具体的な手順について、わかりやすく教えてください。
こうした疑問に答えます。
- ①目標設定:何のためにプログラミングを学ぶの?
- ②環境設定:プログラミング学習に何が必要?
- ③基礎理解:そもそもプログラミングって何のこと?
- ④学習方法:何をどうやって学習すればいい?
- ⑤将来展望:どんな未来が待っている?
近年、働き方の多様化にともなって、プログラミングやWeb関連分野に興味を持っているという方も多いのではないかと思います。
ただそうは言うものの、
- 作業療法士がプログラミングを学ぶ必要ってある?
- 仕事にはどう活かせるの?
- どうやって勉強すればいいの?
こうした思いから、なかなか一歩踏み出せない・・という方もいるかと思います。
そこで今回は、作業療法士の方向けに【プログラミング学習のはじめ方】について解説していきます。
さいごまで読めば、【プログラミング学習の意義、目標設定、具体的な学習のはじめ方、その後のキャリア】について、具体的にイメージできるようになるよ!
それでは、さっそく見ていきましょう。
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①目標設定:何のためにプログラミングを学ぶの?
そもそも何のためにプログラミングを学ぶんだろう・・?
いきなりプログラミング学習をはじめるのではなく、きちんと目標を立てておきましょう。
なんとなくで始めてしまうと、かなりの高確率で挫折します。きちんと目標を立てることが超重要です。
医療従事者の場合、以下のような目標を設定するのが良いと思います。
- データ解析をレベルアップさせたい
- 研究につなげたい
- 業務を効率化したい
- 仕事の幅を広げたい(スキルアップしたい)
副業的な意味ではじめたいという方は、「プログラミングで稼ぎたい」「副業で月〇〇円収入を作りたい」といった目標を立てるのも良いと思います。
自分にとって価値ある目標を立てよう
さきほど紹介した目標は、あくまで僕自身にとって価値があると思うものです。
とても基本的なことですが、目標を立てる際は、【自分にとって価値のある目標】とすることが大切です。
- 稼ぎやすいって聞いたから、何となく・・
- 周りもみんなやってるし、自分もやってみようと思って・・
こうした漠然とした目標では、学習のモチベーションを維持するのは不可能です。断言できます。
難しくて挫折しそうな時は、目標を思い返しながら地道にコツコツ頑張る。このくり返しです。
途中で挫折してしまわないためにも、はじめの目標設定をキチンとしておきましょう。
②環境設定:プログラミング学習に何が必要?
プログラミング学習をはじめるには、何が必要なんだろう・・
結論、パソコンがあればOKです。
スマホやタブレットよりも圧倒的に効率が良いので、パソコンを持つことをおすすめします。
世の中のおすすめはApple製品?
「パソコンのメーカーはどれを選べばいいの?」と気になっている方もいるかと思います。
結論、Apple製品を選んでおけば間違いありません。
理由は単純で、【世の中のプログラマーの多くがApple製品(Macbook)を使っているから】です。
Apple製品にはプログラミング系アプリが充実しており、学習でつまづいた時も情報を探しやすいというメリットがあります。
そのため迷ったときは、Apple製品(Macbook)を選んでおけば間違いありません。
ほかの製品じゃダメなの?→まったく問題なし
Apple製品って高いよね。そんな大金出せないし、もう少し安いメーカーの製品で探したいんだけど・・。
プログラミング学習は、Windowsを使ってもまったく問題ありません。
あくまで「世の中のエンジニアはMacユーザーが多い」「Macユーザー向けの情報がヒットしやすい」ということです。Mac以外は×、というわけではありません。
予算的にApple製品が厳しいという場合は、ほかのメーカーで探してみましょう。
ただしその場合は、パソコンの快適性を重視して、処理速度がはやいSSD搭載モデルを選ぶことをおすすめします。
ちなみに僕自身は、こちらのLenovoの製品を使っていますが、なんの問題もなくサクサク動いてくれています。
お金の余裕は心の余裕とも言えます。あまり無理はせず、お財布と相談してください。
③基礎理解:そもそもプログラミングって何のこと?
そもそもプログラミングって何のこと?勉強すると、どんなことができるようになるの?
ここからは、【プログラミングとは何か】という基礎的な部分についてざっくり解説していきます。
プログラミング=パソコンへの指示をつくること
「プログラム」とは、コンピューターに処理を実行させるための計画表のようなものです。
「プログラミング」とは、プログラム(=計画表)をつくることであり、プログラムの記述方法を「プログラミング言語」と呼びます。
人間の場合、
〇〇のつぎは、△△をすればいいのかな・・?
と予想しながら行動できますが、コンピューターにそのような力はありません。
ひとつひとつ、読み取れる形で指示する(=プログラムする)必要があります。
プログラミングによってできること
プログラミングによってできることとして、例えば以下のようなことがあります。
- Webサイトの作成
- アプリケーションの作成
- 業務システムの制御
- ゲームの開発
- 人工知能の開発
- ロボット開発
世の中には、数えきれないほど多くのプログラミング言語が存在しており、それぞれの言語でできることも異なります。
代表的なプログラミング言語をいくつか紹介します。
プログラミング言語の種類 | 特徴 |
---|---|
JavaScript | ・Webサイトの構築 ・アプリケーション開発 ・基幹系システム開発 |
Java | ・Webサービス開発 ・アプリケーション開発 ・ソフトウェア開発 ・ゲーム開発 |
HTML | ・Webアプリケーション開発 ・Webサイトの構築 |
CSS | ・Webアプリケーション開発 ・Webサイトの構築 |
Python | ・Webサービス開発 ・自動データ処理 ・人工知能(AI)開発 |
PHP | ・Webアプリケーション開発 ・Webサイトの構築 |
Ruby | ・Webアプリケーション開発 ・スマートフォンアプリ開発 |
C言語 | ・組み込みプログラム開発 ・基幹系システム開発 |
R言語 | ・データ解析 ・テキストマイニングの実施 |
Swift | ・スマートフォンアプリ開発 |
おすすめのプログラミング言語は?
たくさんあるけど、おすすめの言語ってどれかな?
検索エンジンのデータをもとにした海外のプログラミング言語ランキングによると、2023年8月時点で人気の言語は以下のとおりです。
人気ランキング | プログラミング言語 |
---|---|
1位 | Python |
2位 | C言語 |
3位 | C++ |
4位 | Java |
5位 | C# |
6位 | JavaScript |
7位 | VB |
8位 | SQL |
9位 | Assembly language |
10位 | PHP |
AI・機械学習やデータ分析で需要が高まっている「Python」、基幹系システム開発に利用される「C言語」「C++」が上位にランクインしています。
その他にも、Webサービスやスマートフォンアプリ開発に利用される「Java」なども人気があります。
人気のプログラミング言語は年々変わりますが、トレンドを参考に需要のある言語を選びましょう。
このランキングには入っていませんが、Web系の言語(HTML・CSS・Rubyなど)も初心者が手を出しやすくおすすめです。
④学習方法:何をどうやって学習すればいい?
プログラミングって、何をどうやって勉強すればいいの・・?
プログラミングの学習方法は、基本的に以下の2つです。
- 基礎を学ぶ
- 実際にモノを作ってみる
難しく思われがちなプログラミング言語ですが、学習方法はいたってシンプルです。
HTML/CSSの場合
HTMLとCSSの基礎について、参考書や動画のとおり学習する → ある程度理解できたところで、Webサイトを作ってみる。
JavaScriptの場合
JavaScriptの基礎について、参考書や動画のとおり学習する → ある程度理解できたところで、なにか動きのあるものをWeb上で作ってみる。
【基礎を学ぶ(=インプット)→実際にモノを作ってみる(=アウトプット)】のくり返しが重要です。
参考書で学習する場合
参考書で学習する場合、以下の手順で進めましょう。
- まずはザっとひと通り読んでみる
- 2周目を読みながら、サンプルコードを書いてみる
- 3周目を読みつつ、参考書の課題をやってみる
同じ参考書を1周→2周→3周とくり返し読みながら、徐々に手を動かしてみるといった感じです。
はじめは30%くらいの理解でOKです。くり返し読む中で、50%→70%と理解度を深めていきましょう。
動画で学習する場合
動画学習では、「ドットインストール」というサイトがおすすめです。
動画で学習する場合、以下の手順で進めましょう。
- 動画をザっと見る
- 一時停止をしつつ、実際にコードを書いてみる
- 答え合わせを兼ねて、もう一度動画を見直す
動画を見て終わりにせず、実際に手を動かすことが重要です。
オンライン学習サービスで学習する場合
オンライン学習サービスを利用するなら、「プロゲート」がおすすめです。
- プロゲートの課題をこなす
- 分からないところはググって調べる
- 再度課題にチャレンジする
ここでも大切なのが、実際に手を動かして課題をこなすことです。
プロゲートの課題は、ゲーム感覚でサクサクこなせてしまうので、どうしても分かった気になりがちです。
分からない部分はググったり参考書で調べたりして理解を深めて、くり返し課題にチャレンジすることが重要です。
オンライン学習サービスの場合も、基本的には「インプット→アウトプット」のくり返しなんだ!
⑤将来展望:どんな未来が待っている?
プログラミングを学習することで、どんな未来が待っているの?
プログラミングを学習することで、以下のような未来が待っています。
- 仕事の幅が大きく広がる
- 作業を効率化できる
- ITスキルが身につく
- 転職に活かせる
それぞれ順番に見ていきましょう。
その1:仕事の幅が大きく広がる
プログラミング学習をすることで、まちがいなく仕事の幅が広がります。
特に、データ解析のレベルが上がって研究に活かせるようになると、論文作成・学会発表といったより広い世界で活躍できます。
また普段の臨床においても、研究的な視点から物事をとらえることができ、セラピストとしての成長にもつながります。
今の臨床だけでは何だか物足りない・・という方は、ぜひ学習してみることをおすすめします。
その2:作業を効率化できる
プログラミング学習によって、今の仕事をもっと効率化できます。
これまで雑用に感じていた面倒な作業も、プログラミングでコンピューターに任せてしまえば良いのです。
作業を効率化することで自由な時間が生まれて、ほかの仕事をしたり休んだり、今よりも働きやすくなるはずです。
その3:ITスキルが身につく
プログラミングの仕組みを知ることで、ITスキルが身につきます。
ひと通り学習することで、サーバーやネットワーク、データベースといった、プログラミング以外のさまざまなITスキルに対する理解も深まります。
ITスキルが身につくことで、コンピューターを動かすための考え方や発想が広がり、仕事の幅も大きく広がります。
その4:転職に活かせる
プログラミングを学習することで、転職する際に大きなアピールポイントとなります。
なぜなら、IT人材は社会的に需要が高まっている一方、深刻なレベルで人材が不足しているからです。
「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査」によると、IT関連市場規模は今後も拡大していく一方、2030年に最大約80万人の人材不足が発生する状況にあると報告されています。
プログラミングを学べば学ぶほど自分の市場価値がどんどん高まるので、転職で大いに役立ちます。
まとめ:
以上、作業療法士のためのプログラミング学習のはじめ方について解説しました。
さいごにもう一度おさらいしておきましょう。
プログラミング学習の5ステップ
- 目標設定:自分にあった目標を立てよう
- 環境設定:パソコンを準備しよう
- 基礎理解:プログラミングの概要を理解しよう
- 方法確認:学習方法について確認しよう
- 将来展望:学習後の未来について確認しよう
今の仕事の幅を広げたり、業務を効率化するだけでなく、転職の際のアピールポイントとしても役立ちます。
IT人材が不足している現代において、プログラミングを学ぶ意味は大いにあると断言できます。
プログラミング学習に興味をもっている方は、ぜひこの機会にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
今回は以上です。最後までご覧いただき、ありがとうございました。