こんにちは、かぴまるです。
僕自身も月間350kmほど、サブ40(フルマラソン2時間40分切り)を目標にランニングを楽しんでいます。
普段ひとりでトレーニングをしている者にとって、YouTubeなどの動画コンテンツや書籍からのインプットは必要不可欠です。
そして先日、『超効率的「ベストな1歩」が記録を伸ばす!最高の走り方』を購入しました。
結論から言うと、
大多数のランナーにおすすめしたい
もので、とても参考になる内容ばかりでした。
特に、フォーム改善・ランニングエコノミーを追求しているランナーにとっては、一読の価値がある良書だと思います。
本記事では、こちらの書籍から学んだこと・これからのトレーニングに活かしたいことについてまとめます。

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【はじめに】書籍の著者:弘山勉さんについて

はじめに、著者である弘山勉さんについて紹介します。
弘山勉さんの経歴
- 筑波大学体育専門学群卒業
- 在学中に箱根駅伝4年連続出場
- 大学卒業後、資生堂に入社
- 90年別府大分毎日マラソン3位
- 90年福岡国際マラソン2位
- 2007~2013年資生堂ランニングクラブ監督
- 2015年~筑波大学陸上競技部男子長距離コーチ
箱根駅伝出場、実業団選手としてマラソンでも結果を残されている方であり、現在は大学で長距離コーチとして活躍されている方です。

指導実績が豊富な方の著書となると、どんな内容なのか気になるね!
本書の構成

『超効率的「ベストな1歩」が記録を伸ばす!最高の走り方』は、以下のような構成となっています。
- 最高のフォームを知る
- 最高のフォームを作る
- 最高のフォームで走る
本書は、最高のフォームを『知る』『作る』『走る』という3つのパートで構成されています。
「理想的なフォームとはどういうもの?」
「感覚と動作を一致させるために必要なこととは?」
「効率的な走力アップのための練習メニューとは?」
「ランナーにとって欠かせない栄養素とは?」
といった感じで、ランニングに対する知識・トレーニング方法・食事や日頃のケアといったように、幅広い内容が書かれています。

これ1冊あれば、ランニングに対する正しい知識が十分学べそうだね!
本書の軸となるのは、
速く、長く、ラクに走るための最高の走り方とは何か
ということです。
一人で練習してきたランナーにとっては、これまで知り得なかったフォーム理論に触れることで、もう一段階レベルアップできる可能性があるはずです。
日頃からトレーニングを行っている方はもちろん、これからランニングをはじめようと思っている方にも、役立つ一冊であることは間違いありません。
印象に残ったポイントまとめ

ここからは、本書の中で印象に残ったポイントをまとめます。
①:効率的なフォーム習得が大前提
長距離走は、自らのカラダを動かし、決められた距離だけカラダを速く運ぶ競技です。
そしてカラダをラクに長く・速く運ぶためには、
- 速く走る(無酸素能力)
- 長く走る(有酸素能力)
のどちらも必要とされます。
しかしこれらは相反する能力であるため、トレーニングの中で同時に高めることは難しいとされています。
多くの時間をかけて筋力トレーニングやエネルギーの代謝能力を高めたとしても、それをパフォーマンスとして100%発揮できなければ意味がないですよね?
つまり、効率的なフォームの習得なくては、どんなに過酷なトレーニングを積んだとしても意味がありません。

カラダの能力を生かすも殺すも、フォーム次第ってことなんだ!
②:着地は「接地」と「乗り込み」の2段式
厳密に言うと、「地面に触れる瞬間」と「体重を乗せる局面」はイコールではありません。
地面に足が触れる瞬間=【接地】
・・この瞬間は、カラダの真下ではなく前方に足があり、すねの脛骨は足より後方にある。
↓
体重を乗せる瞬間=【乗り込み】
・・接地直後に重心が前に移動して、ちょうどカラダの真下にくるタイミングでカラダを沈み込ませて体重を乗せる動作。足首は背屈し、すねの脛骨は足より前方になる。
つまり、足が真下にくるのは乗り込みのときです。
よくランニングフォームの解説などで「カラダの真下で接地するべき」と耳にしますが、過度に意識しすぎると窮屈なフォームでストライドを狭めてしまい、かえって逆効果になってしまうことも・・。
接地は前、そのあと重心移動で真下になる
というのが正しい理解です。
③:接地法は、重心との位置関係で決まる
接地方法は、
- ヒールストライク(=かかと接地)
- ミッドフット(=足裏全体で接地)
- フォアフット(=前足部で接地)
という3つに分類されます。
この接地方法は、足首から先のコントロールではなく、ランニング時の重心との位置関係・距離間で決まります。
「足を前に伸ばした瞬間=カラダの重心が後ろに離れている状態」であり、このタイミングで接地した場合、必然的にかかとで接地することになります。
これよりも乗り込みが進んで重心が前になったタイミングだと中足部での接地となり、さらに進むと前足部で接地することになります。
表にまとめると、以下のようになります↓
ヒールストライク (かかと接地) | ミッドフット (足裏全体で接地) | フォアフット (前足部で接地) | |
---|---|---|---|
走るスピード | 遅い | 中間 | 速い |
接地時間 | 長い | 中間 | 短い |
滞空時間 | 短い | 中間 | 長い |
このように、接地法は足先でコントロールするものではなく、一連の動きの中で自然と決まるものなのです。
一番いけないのは、重心が遅れている状態なのに強引にフォアフットで接地しようとすること。
すねの筋肉に大きな負担がかかってケガにつながる可能性があるので、ムリなフォームで走るのはやめましょう。
④:腕振りは力を入れるタイミングが重要
腕振りは、力を入れるタイミングによってON・OFFを切替えるのが効率的です。
つまり、
振り子の原理で降りてくるときに力を入れる
のがベストなタイミングです。
腕が上がり切った瞬間(=浮遊のタイミング)は力を抜いてリラックスし、肘がカラダの横を通過する瞬間(=接地~乗り込みのタイミング)に力を入れます。

頑張らなきゃって思うと力みがちだけど、速く・ラクに走るためにはタイミングよく脱力することが必要なんだね!
⑤:気持ち良いジョギングだけでは速くなれない
気持ち良いと感じるペースのジョギングだけでは、残念ながら走力アップ(具体的には、サブ4レベル以上)は叶いません。
カラダの組織や機能を高めるためには、苦しい・キツイと感じる強度でのトレーニングが不可欠です。
主なトレーニング強度と効果について、以下のように紹介されています↓
トレーニング強度とその効果
トレーニング内容 | LT強度 | 心拍数(bpm) | 効果 |
---|---|---|---|
スローペースJOG | 70%未満 | ~145 | コンディショニング |
イージーペースJOG | 70% | 145 | 〃 |
ミドルペースJOG | 70~80% | 145~150 | 体力維持 |
ランニング | 80~90% | 150~155 | 〃 |
ビルドアップJOG | 70⇒95% | 145⇒155 | 走力アップ |
スピードプレー | 70⇒100%超 | 145~165 | 〃 |
ペース走 | 90~105% | 155~165 | 〃 |
変化走 | 95~110% | 155⇒170 | 〃 |
レベル別LT強度のペース表
LT強度 | アスリート | サブ2.5 | サブ3 | サブ3.5 | サブ4 |
---|---|---|---|---|---|
0% | – | – | – | – | 7分30秒 |
10% | – | – | – | 7分13秒 | 7分17秒 |
20% | – | – | 6分50秒 | 6分56秒 | 7分04秒 |
30% | – | 6分18秒 | 6分30秒 | 6分39秒 | 6分51秒 |
40% | 5分46秒 | 5分54秒 | 6分10秒 | 6分22秒 | 6分38秒 |
50% | 5分20秒 | 5分30秒 | 5分50秒 | 6分05秒 | 6分25秒 |
55% | 5分07秒 | 5分18秒 | 5分40秒 | 5分56秒 | 6分18秒 |
60% | 4分54秒 | 5分06秒 | 5分30秒 | 5分48秒 | 6分12秒 |
70% | 4分28秒 | 4分42秒 | 5分10秒 | 5分31秒 | 5分59秒 |
80% | 4分02秒 | 4分18秒 | 4分50秒 | 5分14秒 | 5分46秒 |
90% | 3分36秒 | 3分54秒 | 4分30秒 | 4分57秒 | 5分33秒 |
100% | 3分10秒 | 3分30秒 | 4分10秒 | 4分40秒 | 5分20秒 |
OBLA | 3分00秒 | 3分22秒 | 3分50秒 | 4分15秒 | 4分45秒 |
つまり、ビルドアップJOG以上の強度でなければ、体内の組織・機能は向上しないということです。
ただし、強度が高いメニューで負荷をかけ続けるのはケガにつながってしまうので、計画的なトレーニングの実施が不可欠です。
「スピード強化が目的なのか」「持久性を高めることが目的なのか」「リカバリー目的なのか」といったように、トレーニングの目的をハッキリさせるとメリハリが出てより効果が高まります。
まとめ:
以上、『超効率的「ベストな1歩」が記録を伸ばす!最高の走り方』から学んだこと・これからのトレーニングに活かしたいことでした。
さいごにもう一度おさらいしておきましょう。
本記事のポイントまとめ
- 効率的なフォーム習得が大前提
- 着地は「接地」と「乗り込み」の2段式
- 接地法は、重心との位置関係で決まる
- 腕振りは力を入れるタイミングが重要
- 気持ち良いジョギングだけでは速くなれない
本書籍では、『速く、長く、ラクに走るための最高の走り方』ということに軸に、正しいランニングフォームを『知る』『作る』『走る』ための実践的な内容が詳しく紹介されています。
本記事では触れていませんが、レベル別に基本メニュー等が紹介されており、どんなトレーニングをすべきか迷っている時には非常に役立つ内容となっています。
ランニングを楽しむすべての方にとって一読の価値がある一冊だと思いますので、気になった方はぜひ手に取ってみることをおすすめします!
今回は以上です。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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