実習を控えている作業療法学生です。実習先へ電話する必要があるのですが、どうやってするべきですか?注意点などがあれば教えてほしいです。
こうした疑問に答えます。
これから実習を控えている皆さんにとって、最初の関門となるのが「実習先への電話」です。
- どんなことを聞けばいいのかな・・
- 失礼な印象を与えないか不安・・
- 電話をかけるのがすごく憂鬱・・
このような不安を感じ、緊張しているという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
- 敬語の使い方
- 質問の仕方
ある程度しっかり対応しないと、これからの実習に影響がでてしまうなんてこと・・・
そこで今回は「実習先へ電話のかけ方」をテーマに、押さえておきたいポイントを4つ紹介します。
これから実習を控えている学生の方は、ぜひ参考にしてください!
必見!大切な4つのポイント
電話をかける際に押さえておきたいポイントは、以下の4つです。
- 事前準備
- 電話をかけるタイミング
- 場所、環境
- 声のトーン、話し方
どれも基本的な内容ばかりですが、意外と失敗しやすい項目でもあります。
仮にこれらができていない場合、
どうしてこんなこともできないの・・?
といったように、大きくマイナス印象を与えかねませんので、必ずチェックしておきましょう。
それぞれのポイントについて、順番に解説していきます。
ポイント①:必ずすべき事前準備
実習先に電話をかける前には、入念な「事前準備」をすることがとても大切です。
何の準備もなしに電話をかけてしまうと、
あ、えぇっと・・そのー・・
といったように言葉につまり、電話越しでとても気まずくなってしまいます。
そうならないためにも、最低限用意しておかなければならないのは、以下の2つです。
- 質問項目を書き出したリスト
- 実習先の基本情報
①:質問項目を書き出したリスト
電話をかける前に、事前に質問したい内容について、順番に書き出しておきましょう。
具体的には、以下のような項目です。
- 初日の集合場所、集合時間
- 昼食の有無(食堂利用か、持参するか)
- 持ち物(検査器具、パソコンなど)
マニュアルが手元にあるだけで気持ちが落ち着きますし、電話で聞きそびれてしまうことも防げるはずです。
学校によっては、施設側から事前情報として送られてくる場合もありますので、事前に確認をしておきましょう。
持ち物について尋ねる際は、
○○を持っていこうと思いますが、
よろしいでしょうか?
その他に必要な物はありますか?
といったように、具体的な質問をするよう心がけましょう。
「何を持っていけばいいですか・・?」と漠然とした質問をするのは、避けた方が無難です。
②:実習先の基本情報
実習先の基本情報については、病院のホームページや学校の先生・先輩等から情報収集を行う必要があります。
最低限調べておくべき内容は、以下のとおりです。
- 実習先近くの宿泊地
- 病院までの距離と時間
- 利用する公共交通機関
実習先によっては、県外の遠方に通わなければならない場合もあります。
実習先が決まり次第、上記の3点についてはすぐに調べておきましょう。
あくまで事前準備の1つとして行います。実習先へ問い合わせることではありませんので、注意しましょう。
ポイント②:電話をかけるタイミング
今日は午前中授業がないし、空き時間にかけちゃおうかなー。
ストップ!!ダメだよ!!かけるタイミングも大切なんだ!
いつでも電話をかけて良い、というわけではないので注意しましょう。
当然ですが、実習先の先生方は、通常どおりの業務を忙しくこなされています。
タイミングを誤ってしまうと、業務に支障をきたしてしまうこともありますので、注意する必要があります。
①:電話をかける時期
現在の新型コロナウイルスの影響もあって、実習先によっては予定が大きく変更される場合も考えられます。
そのため、おおむね1週間前くらいが良いのではないかと思います。
あまりに直前過ぎると対応できないので、余裕をもって電話をかけるようにしましょう。
②:電話をかける時間帯
電話をかける時間帯でオススメなのは、業務が比較的落ち着いている夕方です。
昼休みは大体1時間程度ですし、うまくつかまらない場合もあるので、あまりオススメできません。
- ~8:00、8:00~12:00、13:00~16:00は、絶対NG
- 日中リハビリの時間帯は、避けたほうが無難。
ポイント③:電話をかける場所・環境
電話をかける時間だけでなく、電話をかける場所・環境にも気を付けましょう。
電話越しであっても、思っている以上に周りの音は伝わりやすいです。
病院はとても静かな環境なので、余計にそのように感じられるかもしれません。
遊びながら電話かけてきてる・・?嫌な感じするなぁ。
このように、実習先の方へ悪い印象を与えてしまう恐れも十分ありますので、注意しましょう。
電波状況が悪い場合、通話がとぎれとぎれになってしまい迷惑をかけてしまうので、事前に電波状況を確認しておき、静かな場所で落ち着いてかけるようにしましょう。
ポイント④:電話中の話し方や声のトーン
学生らしい、若さや元気さが伝わる話し方を意識してみましょう。
- 抑揚がない
- 声が小さい
- ぼそぼそと話している
このような話し方をしてしまうと、相手にマイナスな印象を与えてしまいます。
緊張するとは思いますが、今後の実習の良し悪しを決定づける重要な場面です。
くり返し練習を行うことによって、自然と「明るくハキハキと」話せるようにすることがポイントです。
失敗してもいい!でも最低限のマナーは必須!
今回は、電話をかける際に押さえておきたいポイントとして、以下の4つのポイントを紹介しました。
- 事前準備
- 電話をかけるタイミング
- 場所、環境
- 声のトーン、話し方
どれも基本的な内容ばかりですが、意外と間違えやすいところでもあります。
「実習先への電話」という未経験のことは、失敗して当然です。先生方も十分分かって下さると思います。
ただ、最低限のマナーについては押さえておく必要があります。
- 調べれば分かるようなことを聞く
- 電話のかけ方が✖
- 敬語の使い方が✖
こうした姿勢は、相手に非常に悪い印象を与えてしまいます。
以下の記事では、「実習先への電話における3大NG集」というテーマで、やってはいけない失敗例をご紹介しています。
あわせてご覧いただき、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
今回は以上です。最後までご覧いただき、ありがとうございました。