【徹底解説!】注意機能障害の総合評価スケール『CAT』とは?

こんにちは、カピまるです。

今回は、注意障害の総合評価バッテリー『CAT』について解説します。

カピまる
カピまる

『CAT』を最近授業で習ったよ!

でもイマイチ分からなかったなぁ…

N君
N君

概要などについて教えてください!

本記事では、主にこうしたお悩みやご意見にお答えしていきます。

内容としては、主に

  • 『CAT』の概要
  • 下位検査項目
  • 評価の特徴

の3つを軸に、詳しく解説していきます。

  • 注意障害に対する評価法について知りたい
  • 『CAT』の概要について知りたい

上記に該当する方は、ぜひ最後までご覧いただき、今後の参考にしてください。

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標準注意機能検査『CAT』の概要

『CAT』とは、『Clinical Assessment for Attention』の略称です。

CATは「標準注意機能検査」といい、日本高次脳機能障害学会によって開発されました。

そもそも『注意機能』というのは、

  • 持続性注意
  • 選択性注意
  • 転換性注意
  • 配分性注意

の4つに分類されています。

CATでは、れら4つの注意機能障害を総合的に評価することができる評価スケールです。

カピまる
カピまる

4つすべて!?

とても便利な評価法なんだね!

CATでは、注意障害が疑われる方を対象として、

  • 注意の容量
  • 持続性
  • 選択
  • 転換(変換)
  • 配分

といった機能について、標準化された方式で評価します。

CATを構成する7つの下位項目

CATは、以下の7つの下位項目から構成されています。

  • Span(視覚性・聴覚性)
  • 抹消課題(視覚性・聴覚性)
  • Symbol Digit Modalities Test (SDMT)
  • Memory Updating Test
  • Paced Auditory Serial Addition Test (PASAT)
  • Position Stroop Test (上中下テスト)
  • Continuous Performance Test (CPT)

それぞれ順番に解説していきます。

Span(視覚性・聴覚性)

Spanは、単純な注意の範囲や強度を検討するものです。

作動記憶や短期記憶、ワーキングメモリーの代表的な検査法として用いられています。

  • 保持時間が数秒間という、非常に短い記憶力のこと。
  • 『保持』と『処理』を並行して行うシステムである。

Spanは、

  • Digit Span(数唱)
  • Tapping Span(視覚性スパン)

という2つの課題から構成されています。

抹消課題(視覚性・聴覚性)

抹消課題は、主に『選択性注意機能』の障害について検査します。

主に、

  • Visual Cancelling Test (視覚性抹消課題)
  • Auditory Detection Test (聴覚性検出課題)

という2つの課題から構成されます。

検査では、図形・数字・仮名の3つのモダリティを用いて検査します。

Symbol Digit Modalities Test (SDMT)

SDMTは、主に『配分性注意機能』の障害について検査します。

記号と数字の対応表を用いて、9つの記号に対応する数字をできるだけ多く記入する課題です。

Memory Updating Test

記憶更新検査(Memory Updating Test)では、『作動記憶』について検査します。

検査では、検査者が読み上げる数字のうち、末尾3つもしくは4つを回答します。

Paced Auditory Serial Addition Test (PASAT)

PASATでは、『配分性注意機能』の障害について検査します。

検査では、検査用CDを用いて、連続で読み上げられる1桁の数字の足し算を行います。

Position Stroop Test (上中下テスト)

Position Stroop Testでは、『転換性注意機能』の障害について検査します。

検査では、「上」「中」「下」という漢字が書かれている位置について回答します。

異なる刺激や情報に対して、柔軟に注意を切り替える能力について評価します。

Continuous Performance Test (CPT)

Continuous Performance Test (CPT)では、『持続性注意機能』『選択性注意機能」の障害について検査を行います。

パソコン画面上に特定の数字が表示されるたびに、素早くスペースキーを押す課題です。

CATの特徴

CATの特徴について、以下にまとめていきます。

  • 注意機能障害に対する総合評価スケールである。
  • 年代ごとに基準値・カットオフ値が定められており、客観的評価が可能。
  • 失語症や記憶障害といった、その他の高次機能障害による影響を受ける。

その他の高次脳機能障害による影響については、注意が必要です。

検査を行う前に情報収集をきちんと行い、正しく結果を解釈できるよう努めましょう。

CATの評価用紙は、こちらからダウンロード出来ます。

さいごに

本記事では、注意障害に対する評価バッテリー『CAT』について解説しました。

CATは、以下のとおり

  • 持続性注意
  • 選択性注意
  • 転換性注意
  • 配分性注意

4つの注意機能障害を総合的に評価することができます。

臨床で使用する機会も多いため、今一度復習して理解しておきましょう。

本記事を、今後の学習に役立てていただければ幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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