こんにちは、カピまるです。
今回は、『作業療法臨床実習における成績評価のポイント』について解説していきます。

実習ってどうやって成績評価されるの?
絶対合格したいし、知っておきたいなぁ。

評価項目や採点基準について
ぜひ教えてほしいです!
本記事では、主にこうしたお悩みやご意見にお答えしていきます。
上記に該当する方は、ぜひ最後までご覧いただき、今後の参考にしてください。
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臨床実習で評価されるポイント5選

作業療法臨床実習では、主に以下の5つの項目で評価を行います。
- 評価方法の選択および実施
- 障がい像の整理とOTゴールの設定
- 治療計画の立案
- 記録・報告
- 職業人としての適性
5つの項目の内訳は、以下のとおりです。
評価方法の選択および実施
障がい像の整理とOTゴールの設定
治療計画の立案
記録・報告
職業人としての適性
採点基準と合否判定について

作業療法臨床実習では、上記5項目の合計点に基づいて全体評価が行われます。
各項目は4点満点とし、総得点は0点~100点です。
各項目の評価基準や合格基準、評価の段階付けなどは以下のとおりです。
各項目の評価基準
- 4=判断力・適応力もあり少しの助言で目標に到達できた
- 3=知識・技術はあるが、助言や指導があれば目標を達成できた
- 2=知識が断片的で技術も未熟だが、多くの助言・指導があれば目標を達成できた
- 1=多くの助言・指導を得ても、目標を達成するには不十分である
- 0=多くの助言・指導を得ても。目標を達成することができない
合格基準と臨床実習評価の段階付け
合計点 | 臨床実習評価の段階 | 合否判定 |
100~80 | 優(S) | 合格 |
79~70 | 良(A) | 合格 |
69~60 | 可(B) | 合格 |
59~0 | 不可(F) | 不合格 |

60点以下は不合格になるのかぁ…
これまでの定期テストと同じなんだ!

評価項目は結構細かく設定されてるね!
注意すべきことが多そうだなぁ…
基本的な評価項目は確実に押さえる!


評価項目って意外と多いんだね!
ぜんぶ押さえるのは大変だよ…

最低限押さえるべき項目はどれだろう?
先ほどご紹介した評価基準のうち、最低限以下については押さえておきましょう。
- 患者さんや職員の方との挨拶・会釈を忘れない!
- リスク管理を欠かさない!
- 報告・連絡・相談を徹底する!
- 学びの姿勢を心がけるなど、意欲的に実習に取り組む!
患者さんや職員の方との挨拶・会釈を忘れない!
臨床実習では、患者さんや職員の方など、多くの方と関わる機会があります。
挨拶や会釈など、基本的なコミュニケーションは忘れずに行いましょう。

あの学生さん、全然挨拶しないねぇ。
患者さんから悪く思われないといいけど…
このように思われて、その後の実習が気まずくなる可能性もあるため注意しましょう。
リスク管理、報・連・相は欠かさずに!
実習生といえど、リスク管理は欠かさず行う必要があります。
臨床実習に出る前に、
- 日本リハビリテーション学会診療ガイドライン
- アンダーソン・土肥の基準
について、今一度確認しておきましょう。
また何か行う際には、指導者の先生に対する報告・連絡・相談を必ず行いましょう。
臨床実習では、学びの姿勢を大切に!
臨床実習においては、
- どれだけ正しい評価ができたか
- どれだけ完成されたレポートを作成するか
といったことも、もちろん重要で評価されることではありますが、
- 患者さんや職員との関わり方について学ぶこと
- 病院・施設内の規則や提出期限などを守ること
- 意欲的に学ぼうとする姿勢
- 指導者の指導のもとで、適切に実習に取り組むこと
といった社会性・基本的なルールの厳守、学びの姿勢が重要視されています。
評価やレポートの作成の際、知識や技術が足りず、上手くできないのは当然です。
必死に調べながら、学ぼうという姿勢をもって取り組むことが大切です。
さいごに
本記事では、『作業療法臨床実習における成績評価のポイント』について解説しました。
臨床実習では、特に
- 社会性
- 基本的なルールの厳守
- 学びの姿勢
が重要視されています。
本記事でご紹介したポイントを押さえた上で、実習への準備を進めていきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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