【即理解】作業療法臨床実習における実施内容とその流れについて

こんにちは、カピまるです。

今回は、『作業療法臨床実習における実施内容とその流れ』をテーマに解説していきます。

カピまる
カピまる

臨床実習って実際どんなことするのかな?

N君
N君

具体的な実施内容とその流れについて教えてください!

作業療法臨床実習では、実際に病院・施設で患者さんを担当し、さまざまな評価を行ったり、治療プログラムを実践したりします。

臨床実習は、教育課程(カリキュラム)に必ず含まれているため、作業療法士になる上で避けては通ることができません。

その一方で、

  • そもそも臨床実習ってどんなことをするの?
  • 学年によって学ぶことも違うの?
  • どのような流れで実習は進んでいくの?

といったように、実施内容や流れについて疑問を抱く方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、

  • 臨床実習の構成
  • 具体的な実施内容とその流れ

について、関連記事をご紹介しながら解説していきます。

  • これから臨床実習を控えている学生の方
  • 臨床実習の概要について知りたい方
  • どのような事前準備をすべきか悩んでいる方

上記に該当する方は、ぜひ最後までご覧いただき、今後の学習に役立ててください。

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臨床実習の基本構成

作業療法臨床実習は、

  • 臨床実習Ⅰ(基礎学実習)
  • 臨床実習Ⅱ(評価学実習)
  • 臨床実習Ⅲ(総合実習)

という、3種類の実習で構成されています。

3つの実習を通して学習すること・実施する内容としては、以下のとおりです。

  • 作業療法士の働き方について
  • 病院、施設の概要について
  • カルテからの情報収集
  • 他職種の方への聞き取りによる情報収集
  • 面接や観察による評価、評価表を使用した評価
  • 治療プログラムの立案、実践
  • 中間評価、最終評価による効果検証
  • 実習先での症例発表

各実習によって実施する内容は異なりますが、さいごに行う臨床実習Ⅲ(総合実習)では、約8週間の中でこれらすべてを行うことになります。

↓↓各臨床実習における概要は、以下の記事をご覧ください↓↓

実習が始まる前に予定されていること

ここでは3つの実習のうち、『臨床実習Ⅲ』について解説していきます。

(1~2月)実習先の選択→決定

だいたい1~2月あたりに、学校の方から実習先の希望調査があります。

病院・施設によって、対象とする疾患・病状が大きく異なるため、モチベーションを保つためにも、自分の興味のある領域を選択することが大切です。

通われている学校によって実習先は異なりますが、基本的には卒業生が勤めている病院・施設などが多く、指導してくれる先生も通っている学校の卒業生であるパターンが多いです。

私が通っていた学校では、

  • 身体障害領域
  • 精神障害領域
  • 発達障害領域もしくは老年期障害領域

の3か所に行くようになっていました。

(2月~)臨床実習指導者会議

各実習施設における実習指導者(スーパーバイザー:SV)の方が集まり、実習の目的や注意点などについて、学校側から説明を受ける会議です。

多くの学校では、終了後に実習指導者との顔合わせが行われています。

この際、実習中の注意点などについて、あらかじめ伺うようにしましょう。

(3月後半~)実習先への事前連絡

実習が始まる1週間前くらいに、改めて実習先へ電話で連絡を行います。

ここでは主に、

  • 初日の集合場所、集合時間
  • 昼食の有無(食堂を利用するか、持参するか等)
  • 持ち物(検査器具、パソコン等)

などについて、実習指導者の先生に確認をします。

事前に聞く項目についてはリストアップしておき、聞き忘れることがないよう注意しておきましょう。

↓↓具体的な電話のかけ方は、以下にまとめました↓↓

具体的な実施内容とその流れ

次に、作業療法臨床実習における具体的な実施内容とその流れについて解説します。

カルテ・他職種からの情報収集

具体的な評価を行う前に、まずカルテから情報収集を行います。

  • 基本情報(氏名、年齢、利き手、婚姻歴等)
  • 医学的情報(診断名、合併症、現病歴・既往歴)
  • 社会的情報(家族構成、生活歴、家屋状況、経済状況)
  • 既に実施されている作業療法初期評価の結果

カルテには、作業療法士だけでなく、

  • 医師
  • 看護師
  • 理学療法士
  • 言語聴覚士
  • ソーシャルワーカー
  • ケースワーカー

といった、さまざまな職種が行った評価についても記載されていますので、必要に応じて適宜情報を集めるようにしましょう。

他職種の方が行っているアプローチ方法や患者さんの病棟での過ごし方といったように、具体的な情報が欲しい場合には、時間を見つけて直接お話を伺いに行きましょう。

各種評価の実施

カルテ・他職種の方から情報収集を行った後、実際に評価を行っていきます。

まず初めに、面接・観察による評価を行うことで、患者さんの趣味や興味・関心、ニード等について聞き取ります。

その後、さまざまな評価表の中から、必要ありそうなものを選択して実施します。

  • 評価によっては、患者さんにかかる負担が大きいものも含まれる。
  • やみくもに実施せず、必要なもののみ行うよう注意!

治療プログラムの立案・実践

評価結果を踏まえて、患者さんのニードに沿った治療プログラムの立案・実践を行います。

N君
N君

いきなりプログラムを立てろって言われても、何をすればいいか分からないよ…。

このように思われる方が大多数だと思いますが、そこは安心してください!

実習指導者の先生は、担当する患者さんに関するレポート(ケースレポート)を通して、評価結果の解釈やプログラムの立て方、実践方法について、丁寧に指導してくれるはずです。

先生方が行っているプログラムを見学し、その内容を模倣してみるのも1つの手ですので、さまざまな先生方からアドバイスをもらうことが大切です。

中間評価・最終評価による効果検証

中間評価・最終評価を行うことで、治療プログラムの内容や実施方法の振り返りを行います。

いくつかの評価スケールを用いて、

  • 身体機能
  • 認知機能
  • 巧緻性

といった項目を評価し、数値が改善しているかどうか評価を行います。

中間評価の時点で、想定していたような効果が出ていない場合には、思い切ってプログラムを変更するなど、適切に対応する必要があります。

実習先での症例発表

実習の最後には、担当した患者さんについて、パワーポイントやレジュメを作成したうえで症例発表を行います。

だいたいの病院・施設で行いますので、あるものだと思って早めに準備を進めておきましょう。

とても緊張するかと思いますが、さまざまな先生方から臨床的な視点で意見をいただける貴重な場です。

今後の学習に活かせるよう、しっかりと準備をしたうえで臨みましょう。

さいごに

今回は、『作業療法臨床実習における実施内容とその流れ』をテーマに解説しました。

作業療法臨床実習の主な流れとしては、以下のとおり。

  • 実習先の選択→決定
  • 臨床実習指導者会議
  • 実習先への事前連絡
  • カルテ・他職種からの情報収集
  • 面接や観察による評価、評価表を使用した評価
  • 治療プログラムの立案、実践
  • 中間評価、最終評価による効果検証
  • 実習先での症例発表

臨床実習の具体的な実施内容とその流れを事前に把握しているだけで、実習に対する不安感は少なからず軽減されるのではないでしょうか。

少しでも実りある実習になるよう、できるかぎりの準備をして臨むようにしましょう。

今回は以上になります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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